SHIBUYA109 lab.

2018年夏、若者たちの遊びかた イベントにまつわる関心&行動調査レポート

情報の入手元、リアルなInstagramでのシェア行動など、夏のイベントにちなんだキャンペーンをお考えの方におすすめです。

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INDEX 目次

1 2018年夏のaround20(15歳~24歳)のトレンドを調査

皆さんは夏の予定は決まっていますか?
私は腹筋を割った状態で海へ行くという予定だけが決まっています。ただいまスケジュールを逆算してアブクラックス(※腹筋の縦線)を絶賛構築中です。

皆さんは夏の予定は決まっていますか?

さて、世間は暑い日が続き、若者たちはそろそろ夏休みを意識しだす時期。
今回は、SHIBUYA109館内来館者と全国のaround20男女を対象に、今夏のイベントに関する調査を実施しました。
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■参考データについて
①「around20女子100人アンケート」
実施期間:2018年5月
対象者:SHIBUYA109 来館者around20(15〜24歳)女性
N=100

②web調査(男女)
実施期間:2018年5月19日~5月21日
対象者:全国男女15歳~24歳
N=500(男女各250)

本記事では、「web調査(女子)」の調査結果と「around20女子100人アンケート」の調査結果をメインで比較しています。
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2 この夏は「音楽フェス・コンサート」に行きたい若者が7割以上

昨年はナイトプールが流行しましたが、今夏、若者たちはどんな計画を立てているのでしょうか?

今年の夏に行きたイベントについての調査結果

昨年大流行したナイトプールは意外にも伸び悩み、「お祭り・花火大会」や「海・川」などの定番アウトドアが人気を集めています。

一方、SHIBUYA109 lab.来館者へのアンケートでは、第1位は「お祭り・花火大会(74.2%)」と変わりませんが、第2位に「音楽フェス・コンサート(71.3%)」がランクイン。
グループインタビューでも、多くの子が「音楽フェスに参加してみたい!」と話していました。中でも邦ロックのフェスが人気のようです。また、男子よりも女子の方が音楽への関心度が高い傾向もうかがえます。

今年の夏のイベントについて情報を得ているメディアの調査結果

イベント情報の仕入先は、web調査(女子)によると、1位「Twitter(63.2%)」「友達との会話(63.2%)」3位「テレビ(49.6%)」。この結果は、男子に対する調査でも同様です。
他方、「around20女子100人アンケート」では、1位が「Instagram(70.3%)」となりました。

2 イベント後はInstagramに投稿。ハッシュタグの目的は記録用!?選ばれるのは、短くわかりやすいワード

イベントに参加した若者たちがすることと言えば、SNSへの投稿。Instagramに投稿する際に、どんなハッシュタグをつけるかを聞いてみました。

web調査(女子)では、1位「#夏(12%)」、2位「#最高(7.2%)」、3位「#参加したイベント名(6.4%)」という結果となりました。英語は使わず、簡潔な単語が選ばれやすいことが分かります。

ビジネスにInstagramを活用する場合においては、「ハッシュタグ=拡散機能」と位置づけることが多いですが、若者たちにとっての用途は必ずしもそうではないようです。グループインタビューによると、その時の自分の気持ちや、一緒に行った人の名前などをハッシュタグとして投稿するという意見が聞けました。目的は、記録のため。若者たちならではのハッシュタグ活用方法は、Instagramアカウント運用の参考にすることができそうですね。

2 男女別・夏のイベントで挑戦したいトレンドファッション

「せっかくのイベントには、おしゃれ偏差値高めで挑みたい」。
そんな彼ら・彼女たちが今年注目しているファッションアイテムに目を向けてみましょう。

今年の夏のイベントで挑戦したいヘアメイク・ファッションに関する調査結果

SHIBUYA109 来館者へのアンケート、web調査(女子)のいずれも、1位は「ビッグアクセサリー(40.8%)」、2位「厚底サンダル・シャワーサンダル(23.2%)」となりました。3位に関しては、前者が「タトゥーシール(20.8%)」、後者では「ウエストポーチ/サコッシュ(25.7%)」がランクイン。多くの女子がビッグアクセサリーに注目していることが分かります。

一方、web調査(男子)の結果を見てみると、2位に「その他(18.0%)」がランクインしており、自由回答には「髪色を派手にしたい」「髪型をツーブロックにする」など、髪型に関する回答が多くありました。男子対象のグループインタビューでは、ヘアワックスにお金をかけており、友人と「このワックスいいよ!」といった情報交換をしていることも分かりました。

2 おわりに

今回は、夏のイベントという視点からSNSやファッションについて考察しました。
若者向けのイベントやプロモーションを実施する際に、少しでも参考になりますとうれしいです!

PROFILE プロフィール

長田 麻衣 Mai Osada

SHIBUYA109 lab. 所長
月200人以上の15歳~24歳の若者と接し、「若者のリアルな今」を調査中。
最近は修学旅行のシーズンで、企業訪問に来る地方の修学旅行生(主に中学生)とお話することが増えている。先生の引率なし・スマホなし(学校で禁止されているとのこと)で観光をする時間があるようで、みんなが見知らぬ街で道に迷ってしまわないかすごく心配。

COMMENT所長から

イベントを開催する際、参加者に対して運営者がSNSのハッシュタグを提示することは、効果測定の観点からも定石になっています。ワードの選定に加えて、実際に投稿してもらうまでの導線をターゲットにとって違和感のないよう設計することも大切です。
around20はInstagramに投稿する画像はもちろん、ハッシュタグにもこだわりをもっています。企業側の「イベントの効果測定をしたい」という気持ちが彼女たちのフィードを汚すことなく、そして浮かないようにすることが、ハッシュタグ選定の上で特に重要な観点と言えるでしょう。

ちなみに、私が「次に流行しそう」と 予測していた「タトゥーシール」は、web調査(女子)では3位にランクイン。これから更に注目を集める兆しが見えています!(ほっ)

  

会社概要

会社名 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
TEL 03-3477-6719
FAX 03-3477-6702
本社所在地 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番7号 五島育英会ビル4階

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