YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、Netflix…みなさんはaround20が日頃どのような動画を見ているか、ご存知ですか?
動画サービスの隆盛にともなってaround20と動画コンテンツの接触頻度は格段に上がっています。昨年11月、高校生を対象に動画視聴に関するインタビューを実施しましたが、今回は大学生に注目!動画視聴について調査しました。
大学3年生。
インスタグラマーを目指すオシャレ女子
最近楽しかったこと:着物をレンタルして浅草をお散歩したこと
大学4年生。
オタク気質なイマドキ女子
最近楽しかったこと:巨大クラブのような「サカナクション」のライブ
大学3年生。
坂道グループにハマるアイドル好き女子
最近楽しかったこと:写真映えを狙ってコスプレした“ラブホ女子会”
大学2年生。
ダンスサークルに所属するクール女子
最近楽しかったこと:お寺で開催される豆まきに投げる側で参加したこと
スマホで動画をみることがあると思うけど、一番観ている動画コンテンツは?
YouTube!
YouTubeではゲーム実況をよく見ます。ゲームが好きなのですが下手なので、上手な人の実況を見て楽しんでいます。
私は、高校生の時はYouTubeで「はじめしゃちょー」などの王道チャンネルばかりを見ていましたが、大学生になってからは「椎名あつみ」や「VAMBI」「ヒカル」など、幅広く見ています。
私はYouTubeでゲーム実況や「◯◯やってみた」動画をよく見ます。オタク的な楽しみ方をしているんですけど、好きなYouTuberが新たに動画をアップしたら、同じ動画を10回くらい見て再生回数を増やしたり、高評価をつけたり、コメントをしたり。ちなみにアカウントを5つ持っています(笑)。
私はAmazonプライム・ビデオを一番見ています。前はYouTubeをよく見ていたのですが、Amazonプライム・ビデオに登録してからあまり見なくなりました。 Amazonプライム・ビデオは、アニメを中心に1日中見ています。朝起きてまずつけるのが習慣になっていて、BGMのようにかけっぱなしにすることが多いです。
家で無音が嫌だからテレビを常につけている人はよくいるけど、スマホ動画をBGMがわりにしているんだね!
はい。シャンプー中やドライヤー中も動画を見ているので、1日で1クール分のアニメが見終わリます(笑)。
私も最近Amazonプライム・ビデオに登録しました!
何で登録しようと思ったの?
映画を観たいと思ったのですが、映画館に行くのは面倒くさくて。だったら映画を見ることができるコンテンツに1つ登録しようと思い、友達に薦められたAmazonプライム・ビデオに入りました。
他に有料で登録しているコンテンツはある?
この間、ニコニコ動画内の月額500円で入れるメンタリストDaiGoのチャンネルに入会しました!
その人を応援するコミュみたいな感じですよね!私も月額300円くらいのチャンネル登録していますよ!ライブに優先的に申し込めるなど、ファンクラブ的な感じで利用しています。
私の周りは、Netflixを利用している人が多いです。テラスハウスを見て盛り上がっているのですが、私は人の恋愛に興味がないから見ていません(笑)!
YouTubeのチャンネル登録は、どういう基準で登録するの?
私の場合、動画を見るけど登録していない人もいます。登録の基準は、毎日みたいなと思ったら!
YouTubeは、どのくらいの頻度で見ているの?
毎日!
それは、女子高生と一緒だ!
私は、寝る前に2〜3時間見ます。
気づいたら2〜3時間見ているよね!咀嚼音とかの音を楽しむASMRとか、ずっと見ちゃう。
この前、週の視聴時間を見たら23時間って出てしまい…流石にヤバイと思って1回アプリを消しました。でも我慢できなくて、2日後にまたインストールするという…(笑)。
YouTuberが多すぎて、見る時間が足りないよね!
同じ動画を繰り返し見ることもあるの?
私は、同じ動画をセリフ覚えるくらい何回も繰り返して見るタイプです。
私も!面白いシーンは何回も見て、同じところでずっと笑っています(笑)。
1週間くらい経って、あのシーンまた見たいなって思って見たりもします。もう、スマホで動画が見れなくなったら、暇なとき何していいのか分かりません…!
本当にスマホでの動画視聴は生活の一部なんだね!動画は、どこで誰と見るの?
基本的に自宅で1人で見ます。
私も!
Wifiの関係で基本的に自宅で見るのですが、例えば、Amazonプライム・ビデオはダウンロードができるので、続きが気になるときはダウンロードして外で見ることもあります。
高校生と大学生の動画視聴ってどういう違いがあると思う?
私は、高校生の時から動画は見ていましたが、大学生になってから頻度がかなり増えましたね。高校生はTikTokとか自分から発信する割合が多いかも。みんなで楽しめる動画を求めているイメージです。
確かに、私も高校生の時にYouTuebrごっこのような形で友達とふざけてYouTubeに動画をアップしたことがあります。「皆さんこんにちはー!」って(笑)。大学に入ってからは見る専門です。
ちなみに、高校生の間ではTikTokが人気だけど、みんなはどう?
流行りはじめた時に友だちとやってみようって投稿しましたが、その時だけですね。
私も仲間内で動画投稿しようって盛り上がったらやりたいと思いますが、自発的にはアップはしないです。
見る動画は、検索をして探しているの?
ダンスの参考にしたいなというのは、「ダンス(スペース)動画」とかで検索します。
私は、アイドルとか特定の人の動画を見たい時は検索します。あとは、バズっている動画を見たいときに検索をかけますね。
私はあまり検索はしないです。通知が来たものを見たり、オススメ動画として表示されて面白そうなものをどんどん見ていきます。
本当にYouTubeってスゴイなって思うんですけど、自分に合ったものがオススメ動画とか関連動画にどんどん出てくるから検索いらずです。
確かに、関連動画をずっと見ちゃう!
動画を見ていて「この続き見たいな」と思ったけど関連動画に出てこない時は、あえて検索せず、すぐ諦めます!その面白いと思った動画を繰り返し見たら、満足しちゃうんです(笑)。
あっさり諦めちゃうんだね!友達とYouTubeとかの動画について「面白かったよね」とか、話すことはある?
オススメのアニメを教えてもらって、それを見た感想を言うことはありますが、基本的に話すことはないです。
私も、Instagramのストーリーとかに「Amazonプライムこれ面白かったよー」とかあげたりはしますが、人と動画の話をすることはありません!YouTuberが多すぎて、誰がどの動画を見てるとかいちいち把握できないんですよね。
生活の一部なのに友達と話をしないの?動画が面白かったという気持ちはどこで消化しているの?
Instagramのストーリーに「これ超面白かった」「泣けた」って書いたら満足しちゃいます。
私も共通の趣味とかがあって、同じ動画を見ていることが分かっている人がいたら「あれ見た?」とかLINEで送りますけど。高校の時は、YouTuberもそこまで人数いなかったし、「あれ見た?」という会話はよくしていましたね。
高校生の時は、みんな見ているものが一緒だったからかな?
そうですね。何だか悲しくなってきた。こんな共有する時代なのに。
女子高生も一緒で「YouTubeは見るけど共有はしない。共有するのは、テレビのドラマの方が多い」って言ってたな。
テレビってみんな見ているって言う安心感があるから「見た?」って言いやすいんですよね。自分が見ているYouTubeのチャンネルについては「こんなマイナーなYouTuber誰も見ていないだろう」って思っている部分があるので、内に秘めているというか。
わかる!私もテレビドラマの話は友達とします。ネットの動画ってなんだかマイノリティー感あるんですよね。
確かに公言してYouTuberのファンって言っている人いない気がする!
テレビとYouTubeってどう違うと思う?
「テレビは見たくてみるもの、YouTubeはやることないから見るもの」って感じ。私は、YouTubeを暇な時に1人でみるから「充実してない=YouTubeをみる」という感覚がありますね。
テレビってみんなが見れるものだから、見ていると社会に溶け止めてる感じがします。
本当社会との繋がりという感じ。私なんて、テレビを全然見ていなくて、最近11月のニュース知りました(笑)。
テレビとYouTubeは全然違う。やってることの規模も違うし、テレビはテレビだなって思いますね。
そうなんだ!テレビは社会で、YouTubeはもっとパーソナルな領域なんだね。
取材・文/高尾ひとみ
SHIBUYA109 lab.所長。月200人以上の15歳〜24歳の若者と接し、「若者のリアルな今」を調査中。
最近の悩みはタピオカ屋さんが増えすぎて飽和状態となってきていること。どのタピオカ屋さんに行くか迷う人が出ないよう、日々タピパトロールを積極的に行っている。
会社名 | 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント |
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「TVが社会とのつながりを感じる接点である」という感覚は、around20の特徴的な感覚でもあります。 彼女たちはSNSで常に社会と繋がっているはずなのに、その感覚は薄く、どちらかというとSNSを「自分の身近な存在との繋がりの場」として認識しています。
またAround20全体では「動画をみること」はもはや日常となり、ライフスタイルに組み込まれていますが、中でも下の世代についてはTikTokなどの影響もあり「自分で動画を発信すること」が当たり前となっています。そのため、現在自分の日常を動画で記録する「Vlog」がじわじわと流行し始めているという実態もあります。