around20たちは日々膨大な情報が溢れている今、様々な方法で自分の求める情報を効率よく収集しています。
そんな中、around20女子にとって、Instagramが情報収集場所となっていることをご存じでしょうか。
今回は、around20のハッシュタグ検索の実態を明らかにすることを目的にソーシャルロケーションサービス「MachiTag」 (マチタグ)を運営するジギョナリーカンパニー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 CEO&CPRO:市川 航介)と、around20のハッシュタグ検索とその実態に関する共同調査を実施いたしました。
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■参考データについて
①調査
実施期間:2018年8月
対象者:①SHIBUYA109 来館者around20(15〜24歳)女性
②MachiTag 渋谷・原宿・吉祥寺エリアのaround20(15〜24歳)女性
アンケート回収方法:SHIBUYA109館内調査及びMachiTag調査
有効回答数:N=450
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遊びに行く場所を検索する際に使用する検索ツールを聞いてみたところ、「Instagram」という回答が82.9%と最も多い結果となり、google等の検索エンジンを超える結果となりました。彼女たちがInstagramで情報収集をする場合に活用しているのが「ハッシュタグ検索」。
ハッシュタグ検索を使うタイミングは、「行きたいカフェを探すため(56.4%)」次いで「友達と遊びに行く場所を決めるため(52.0%)」「ファッションのコーデの参考にするため(37.6%)」という結果となりました。
調査結果から分かるように、「ビジュアル」を重視した情報収集の際にInstagramのハッシュタグ検索が使われています。これは写真を撮り、Instagramに投稿することが彼女たちの最終目的となっているため、「この場所に行ったらどのような写真が撮れるのか」をイメージできることが重要であるからです。 そして、日々膨大な情報を浴びている彼女たちは、自分の求める情報を効率よく収集しています。もともとGoogle等の検索エンジンを使った情報収集の習慣は備わっていますが、ハッシュタグ検索は、それ以上に彼女たちの求める形で情報が得られることが信頼を勝ち得ている理由といえるでしょう。
around20はInstagram以外にも、目的に応じてSNS上の検索を使い分けています。Instagramは先述したビジュアルで判断したい情報である「カフェ」や「ファッション」等を探すとき、Twitterは「ヲタ活」「美容情報」などテキストで詳細情報を得たい時、YouTubeは「メイクのやり方」等のHowToを知りたい時など、欲しい情報によって検索ツールを使い分けます。
では、実際にどのようなハッシュタグで検索しているのでしょうか。
around20が実際に検索しているハッシュタグのランキングを発表します。
「#地名+カフェ」での検索は鉄板。友達との予定を決める時は大体このハッシュタグが使われています。上級者は投稿についている位置情報をGoogleMAPにピンを立てて保存している子も!
1位に上がってきているハッシュタグには、「#GUコーデ」など、ファストファッションブランドのハッシュタグ検索が多いことが分かっています。ファッションブランドに対するこだわりがあまりないaround20は、プチプラ(低価格)でおしゃれに見えるコーデを検索し参考にしています。 また、「欲しいアイテムが決まっているけど、ブランドが決まっていないとき」や「着回しの参考にしたいとき」には、アイテム名で検索していることが多いです
近年のトレンドである「#韓国コスメ」「#韓国メイク」がランクインしていますが、今後は最近注目されている「#中国メイク」や、中国の美人さんのメイクを参考にできる「#チャイボーグ」のハッシュタグ検索増えてきています。 最近のトレンドハッシュタグは「#成功コスメ」「#作品撮り」です!
ヲタ活のメインSNSはTwitterですが、Instagramも活用されています。 ヲタ活用アカウントを作り、DMを使ってヲタ友をつくっているaround20も少なくありません。 最近のトレンドハッシュタグは「#ネップリ」です!
次に、Instagramへの投稿実態についても聞いてみました。
Instagramは「フィード投稿」と「ストーリーズ」があり、思い出やいわゆる”映え写真”はフィード投稿(Instagramにおけるホーム画面に表示)、日常については24時間で投稿が削除されるストーリーズといったように、投稿内容によって使い分けています。
フィードに投稿する内容を聞いてみたところ、最も多いのが「友達との写真(70.9%)」次いで「カフェや外食の時の写真(52.0%)」「プリクラ(33.6%)」という結果となりました。
また自ら投稿する際につけるハッシュタグの個数については、最も多いのは「1~2個(24.2%)」次いで「3~4個(23.1%)」「ハッシュタグはつけない(19.6%)」という結果となりました。
ハッシュタグで検索している彼女たちですが、ハッシュタグをつける理由を聞いてみたところ、「記録のため(40.1%)」「その時の気分を表現したい(37.8%)」「皆がつけているから(26.2%)」と、誰かのハッシュタグ検索に引っかかるということよりも、自分たちの記録のためという気持ちが強い傾向があることが分かりました。
ハッシュタグをつける際に気をつけているのは「短い単語にする(44.5%)」「たくさんハッシュタグをつけすぎない(33.4%)」「投稿数が多いハッシュタグをつける(27.1%)」。
つけたことのあるハッシュタグを聞いてみると、最も多かったのが「#投稿日の日付(24.4%)」「#プリント倶楽部(21.8%)」「#いいね返し(20.4%)」。
ハッシュタグは「沢山つけすぎているとダサい」という風潮があり、ハッシュタグをつける場合は、フィード投稿のコメント欄に記載する人も多くいます。
SHIBUYA109 lab.所長。月200人以上の15歳~24歳の若者と接し、「若者のリアルな今」を調査中。最近はトレンド大賞2019の発表に向けて今年流行したものを振り返り中。
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