SHIBUYA109 lab.

SHIBUYA109 lab.トレンド予測2020発表!

2019年は令和元年、新しい時代が始まりましたが、around20にはどんなものがトレンドとなっていたのでしょうか。 今回は、SHIBUYA109 館内で「来年のトレンド予測調査」を実施。この調査結果をもとに、「SHIBUYA109 lab.トレンド予測2020」を発表いたします!


  • Facebookシェア
  • ツイート
  • LINEで送る
  • Mail

INDEX 目次

1 SHIBUYA109 lab.トレンド予測2020発表!

こんにちは!SHIBUYA109 lab.所長の長田です。
あっという間に2019年ももうすぐ終わり、2020年もすぐそこまで来ていますね。

先日発表した『SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2019』の次は、2020年のトレンド予測を発表!
来年around20の間で、どんなものがトレンドとなるのか?毎月のSHIBUYA109 館内でのトレンド調査では、その兆候がつかめてきています。
今回は、SHIBUYA109 lab.が毎月行うSHIBUYA109館内のヒアリング調査で挙げられたaround20注目のトレンドキーワードからピックアップし、さらにSHIBUYA109 館内で「来年のトレンド予測調査」を実施。
この調査結果をもとに、「SHIBUYA109 lab.トレンド予測2020」を発表いたします!

--------------------------------------
① SHIBUYA109ガールズ調査
実施期間:2019年8月〜11月
対象者:SHIBUYA109 来館者around20(15〜24歳)女性
N=100/月
上記調査結果から2020年にトレンドとなりそうなトレンドキーワードを【カフェ・グルメ部門】【モノ・コト部門】【ヒト部門】【アーティスト部門】で選出。
※トレンド30キーワード選定メンバー
SHIBUYA109 lab.所長
SHIBUYA109 lab.主任研究員
109ニュースシブヤ編集部 編集長
SHIBUYA109 lab.研究員 2名
109ニュースライター 2名


② SHIBUYA109ガールズ トレンド予測調査
実施期間:2019年11月
対象者:SHIBUYA109 来館者around20(15〜24歳)女性
N=187
--------------------------------------

2 各部門のノミネートはこちら

今年は「カフェ・グルメ部門」「モノ・コト部門」「ヒト部門」「アーティスト部門」の4つの部門でトレンド予測を決定。 ノミネート一覧は次の通りです!

カフェ・グルメ部門

モノ・コト部門

ヒト部門

アーティスト部門

3 気になる各部門のトレンド予測は…?

ノミネートを基に、各部門についてSHIBUYA109ガールズ187人にアンケート調査を実施。各部門のトレンド予測に選ばれたのはこちらです!

トレンド全体予測




「カフェ・グルメ部門」
韓国カルチャーが引き続き食トレンドを牽引。レトロかわいい韓国カフェフードがトレンド!

カフェ・グルメ部門

食を中心に遊びに行く予定を決めているaround20。「おいしさ」と「映え」の共存が必須となっていることはもはや常識です。
そんな中で1位にランクインした【モクパンセット】は、2018年から続くアジアフードブームを牽引する、新大久保グルメを一度に食べることができる夢のプレート。トッポギやチーズボール・ヤンニョムチキン・ハニーバターポテトなどが少しずつワンプレートに入った、ボリューム満点で写真映えも期待できる一品です。
韓国の大食いYouTuberの【モッパン動画】(大食い動画)がきっかけとなり、じわじわとトレンドになっています。

モクパンセット

映えグラスドリンク

カフェや居酒屋で提供されるドリンクグラスにテキストやイラストが描かれているもの。レトロな雰囲気があるデザインが特徴で、食を楽しむだけでなく“映えニーズ”に刺さり、取り入れるお店も増えています。

プリントドリンク

【プリントドリンク】は長田一押しトレンド。タピオカやカフェラテの表面に好きな写真をプリントできるドリンクで、自分だけのデザインドリンクが楽しめます。around20の消費活動の中でも活発な動きがある「ヲタ活消費」との親和性が高く、自分の“推し”の写真をプリントして楽しむことも多いようです。

チェリーケーキ

【チェリーケーキ】はいちごの代わりにチェリーを使ったショートケーキです。韓国のカフェスイーツがきっかけとなり注目されています。お家で手作りをするaround20もいるようです。

トゥンカロン

【トゥンカロン】は韓国語で「太ったマカロン」を意味し、通常のマカロンよりもクリームやガナッシュがたっぷり入っているのが特徴です。 こちらも韓国でトレンドになったことがきっかけとなり、日本でもトゥンカロンを扱うマカロン専門店が少しずつ増えています。2020年もカフェ・グルメだけでなく、ファッション・コスメなど様々なカテゴリに置いて、韓国カルチャーの影響力は根強いものとなりそうです。定番の韓国郷土料理だけでなく、韓国のカフェ文化へ関心が高まっていることがうかがえます。

また共通点として、少しレトロな雰囲気が漂うカフェやグルメが注目されており、Instagramに投稿する際の写真加工のテイストも、80年代を感じさせる“夕暮れナチュラル”(※SHIBUYA109 lab.命名)な雰囲気が人気となりそうです。

夕暮れナチュラル




「モノ・コト部門」
中国テイストが気になる!雑貨や香水・タトゥーシール…ワンランク上のオシャレを追求!自分流にカスタムできるアイテムに注目も

中国メイク・ファッション

中国メイク・ファッション

ファッションやメイクについては、中国テイストがトレンドとなりそうです。
ガーリーな雰囲気が主流となっている「韓国っぽファッション」と比較すると、中国ファッションは「クラシカルな雰囲気」「カッコいい女性らしさ」がキーワードとなります。
またメイクに関しても、ふんわりとした仕上がりの「オルチャンメイク」とは反対に、中国メイクは「陶器肌」「顔のパーツを強調させるメイク」が特徴です。Instagramでは「#中国ファッション」「#チャイボーグ」等のハッシュタグで中国メイク・ファッションを情報収集するaround20が増加中です。

タトゥーシール

【タトゥーシール】はInstagramで話題になったことがきっかけとなり、注目が高まっています。アクセサリー感覚で気軽に楽しむaround20が増えそうです。

オリジナルファブリックミスト

【オリジナルファブリックミスト】は、Instagramで話題になったことがきっかけとなり、注目が高まっています。アクセサリー感覚で気軽に楽しむaround20が増えそうです。

韓国雑貨

【韓国雑貨】は、勉強している様子や文房具をかわいく撮影する「スタディグラム」や、自宅のお部屋作りに力を入れる人が増えていることから、注目が高まっています。最近では、「1107(イルイルゴンチル)」「THENCE(デンス)」など、韓国の雑貨ブランドが日本で期間限定POP UP STOREをOPENしています。
韓国雑貨はポストカードやキャンドル、文房具など多岐にわたりますが、中でも人気が高いのは、「チューリップの造花」です。Instagramで「#韓国雑貨」「#スタディグラム」「#お部屋作り」のハッシュタグで検索すると、雑貨とスイーツ、ヲタ活グッズなどを一緒に撮影し投稿されていることが分かります。

【手作りシール】は、2019年のヲタ活トレンドとなった「#ネップリ(ネットプリントの略)」と同様、自作のシールを作成しスケジュール帳やスマホケースに入れて楽しんでいます。
韓国で自作のシールを作ることがトレンドとなり、日本のaround20の中でも注目されつつあります。YouTubeやInstagramでハッシュタグ「#インス(韓国語で透明シールの意)」で検索作り方をチェックし、100円均一などで材料をそろえて作成しています。

最近のファッショントレンドとして、シンプルな服装にワンポイントアクセントをつける傾向があり、その流れから香水・タトゥーシール・雑貨などで一味違うオシャレを楽しむ人も増えそうです。また自分流にカスタムできるアイテムも、若者の心を掴むヒントとなっている「ヲタ活消費」を引き起こすきっかけとなるでしょう。




「ヒト部門」
お笑いブーム到来?SNSを起点としたお笑い芸人が人気
2020年トレンドとなるインフルエンサーの共通点は「友達感覚」「”寄り添い形視聴”の取り込み」

ヒト部門ランキング

「YouTuber」「インスタグラマー」など特定のメディア・SNSに限らず各媒体を駆使するインフルエンサーが増加しており、活躍の場もマルチ化していますが、中でもaround20の動画コンテンツとの接触頻度は年々高まっています。
そんな中、SNSを起点に、around20から人気を得るお笑い芸人さんが増えています。 YouTubeやTikTok、Instagramなどで短いネタ動画を発信しており、SNS利用が当たり前のaround20にとって、TVやお笑いライブよりも接点を持つ機会が多いと言えるでしょう。さらにSNSに投稿されたネタ動画がきっかけとなり、お笑いライブのようなリアルな場に足を運ぶaround20もいるようです。
お笑いコンビ「レインボー」や「スクールゾーンはしも(お笑いコンビ「スクールゾーン」の橋本稜さん)」など、身近に存在しそうな人のモノマネや、あるあるネタが人気です。今後はお笑い芸人さんだけでなく、TVで活躍しているタレントや俳優等のYouTube参入も増えそうです。

また最近はインフルエンサーの参入障壁が低くなり、友達がYouTuberをやっているなど、身近な人がインフルエンサーとして活動しているaround20も少なくありません。配信テーマはメイクのHowToや韓国カルチャー、やってみた系など様々です。
トレンド予測に名前が挙がっている「かの/カノックスター」「PKA channel」といった方たちに共通しているのは、「友達のような感覚・距離感のインフルエンサー」であることです。配信テーマのジャンルやインフルエンサーのカリスマ性というより、より身近に感じ親近感が持てるインフルエンサーに注目が集まっています。

これらの動画は隙間時間や暇つぶしの中で視聴されることが多く、動画に集中して見る「向き合い視聴」よりも、動画を見ながらメイクなど違うことをする、動画がaround20たちの生活にとけこんだ、「寄り添い形視聴」が主流です。
近年、友人とテレビ電話を繋げたまま勉強したり、会話をしないけれど電話を繋げたままにしているという実態も多く見られており、このような「常に誰かと繋がっていたい」というaround20の意識が、友達感覚のインフルエンサーが支持されている背景にあると分析します。




「アーティスト部門」
男子アイドルグループがアツい!「応援したくなる」がポイント

アーティスト部門ランキング

アーティスト部門では、関西ジャニーズJr.のメンバーで結成された「なにわ男子」や、韓国発のサバイバルオーディション番組「PRODUCE101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN(通称、日プ)」等、男子アイドルグループが人気となりそうです。

男子アイドルグループの人気は、地下アイドル(インディーズで活動しているアイドルグループ)にも広がってきており、ライブハウスを中心に活動する男子地下アイドルグループにも注目です。
注目アーティストの共通点は、ステージ上では見ることができない「裏側」を見ることができたり、完成形ではなく、伸び代のあるグループであり、「応援したくなる要素」があることです。

4 トレンド予測2020 所長コメント

2020年は若者の「“応援意欲”を捉えたコンテンツ」に更に注目が高まる予感。カスタムを活用した「自分流ヲタ活」が加速?

ここ数年の傾向として、around20の間では韓国を中心としたアジアカルチャーの影響が非常に強く、この流れは2020年も引き続き継続しそうです。
また、今のaround20は、ヲタ活に時間とお金をかけていることが特徴的ですが、コンテンツを応援したい気持ちから、様々な形での「応援消費」が生まれています。グッズ購入やライブ参戦だけではなく、カスタム商品や手作りグッズでヲタ活を楽しむ実態も少しずつ増加しており、このようなヲタ活へのモチベーションを起点とした消費行動についても、引き続きトレンドとなりそうです。

5 (おまけ)SHIBUYA109 lab.トレンド予測2019はどのくらい当たったのか?

昨年も発表した【SHIBUYA109 lab.トレンド予測】ですが、どのくらい当たったのか?振り返りをすべく、さっそく答え合わせをしてみました!

トレンド予測当たったもの

※女子高生・女子大生20名と選定したトレンド大賞2019ノミネート及び、大学生・高校生グループインタビュー意見参照

トレンド大賞にも入るほどのものはSixTONES、IZ*ONEのみとなりましたが、小さなトレンドを含めると、20個中13個は当たっていたようです!グルメ部門・アーティスト部門についてはかなりの正解率となりました!

来年は何が流行るのか…!今からとても楽しみですね。

PROFILE プロフィール

長田麻衣

長田 麻衣 Mai Osada

総合マーケティング会社を経て、SHIBUYA109のマーケティング担当となる。
毎月200人のaround20(15歳〜24歳の男女)と接する毎日を過ごしている。
好きなものは、うどん、カラオケ、ドライブ。
今年の目標はSHIBUYA109 lab.所長として若者に関する講演に講師として登壇すること。そして「大人っぽさ」と「透明感」を兼ね備えた女性になること。

  • Facebookシェア
  • ツイート
  • LINEで送る
  • Mail

会社概要

会社名 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
TEL 03-3477-6719
FAX 03-3477-6702
本社所在地 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番7号 五島育英会ビル4階

サイトをシェアする