写真や動画の撮影や動画視聴、SNSのチェックなど、around20すべての行動において、今やスマホなしには考えられません。
今回はaround20のスマホの中身を徹底解説いたします。
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■参考データについて
①SHIBUYA109ガールズ調査
実施期間:2020年2月
対象者:SHIBUYA109 来館者around20(15〜24歳)女性
N=100
②WEB調査
調査期間:2020年2月
調査対象:1都3県在住 女性 高校生・大学生
有効回答数:N=400(高校生:200/大学生:200)
③SHIBUYA109ガールズ グループインタビュー
調査期間:2020年2月
調査対象:高校生・大学生
有効回答数:N=10(高校生・大学生各5名)
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SHIBUYA109ガールズ調査でaround20のスマホの必須アプリ9選を聞いてみたところ、以下の結果となりました。
■LINE:電話とメールに代わるメインの連絡手段
グループインタビューでは、仲の良い友達でも「LINEのアカウントは知っているが電話番号は把握していないことも多い」という声が多数挙がります。
■Twitter・Instagram・YouTube:情報源かつコミュニケーションツール
around20の重要な情報収集源であり、コミュニケーションツール。
最近は「友達と最初に交換するのは、LINEではなくInstagramのアカウント」というaround20も多く、InstagramのDMでコミュニケーションを取り合い、親しくなってからLINEのアカウントを交換するという流れが主流となりつつあります。
理由として、彼女たちは日常の出来事をInstagramのストーリーズで投稿しており、ストーリーズがきっかけでコミュニケーションが生まれるケースが増えていることが関係しています。
■TikTok:around20トレンドの起爆剤
今around20の間でトレンドとなるアーティストや楽曲、インフルエンサーは、TikTokの投稿が起爆剤として話題になる事例が増えています。
また高校生を中心に、TikTokで撮影したものをInstagramのストーリーズに投稿するなど、SNSを横断した動きも見られています。
動画加工のツールが多いTikTokで作った動画を、コミュニケーションの中心であるInstagramのストーリーズでも拡散しているようです。
■SNOW・Ulike:自撮りアプリ、使い分けるから2つは必要!
昨年のアプリに関する調査では、自撮りカメラアプリの平均ダウンロード数は平均2.7個という結果となっており、複数のカメラアプリを利用していることが分かっています。必須アプリ9選の中に、カメラアプリが2つ入ってくるのがaround20の特徴と言えるでしょう。またグループインタビューでは各アプリを使い分けしているという実態も明らかになっており、「少人数での自撮りやスタンプ機能を楽しむときはSNOW、自撮りを盛りたい時はUlike」「一緒に写真を撮る友達と相談して使うアプリを決める」などの声もありました。
■メルカリ:お小遣い稼ぎに活用
グループインタビューでは、「いらなくなったヲタ活グッズや服、コスメなどを販売している」という声や、「オリジナルグッズを作り販売をしている」など、販売することを目的とした声が多く上がり、ちょっとしたお小遣い稼ぎとして活用していることがわかります。
また購入する場合は、ハイブランド品など定価ではなかなか手を出せないブランドの商品を購入することが多いようです。
■LIPS:口コミチェックは欠かせない
LIPSはコスメやヘアカラー・ネイル・スキンケアなどの口コミやHow Toをチェックできるアプリ。
around20は「失敗しないための情報収集」に力を入れる傾向にあり、信頼できる人のお勧めする口コミを、SNSやアプリを駆使し入念にチェックしています。
また実際のスマホ画面を見せてもらうと、アプリの整理方法にも工夫があり、
類似アプリをフォルダにまとめ、フォルダのタイトルを自分流にアレンジしたり、背景画面に設定した好きなアーティストやコンテンツの画像が見えやすいようにアプリの位置を調整したりしています。
アプリの利用実態について、WEB調査した結果、スマホにダウンロードしているアプリの種類として最も多いのは「SNS(84.0%)」次いで「動画視聴(無料)(75.8%)」「コミュニケーションアプリ (73.8%)」という結果となりました。
アプリをダウンロードするきっかけについては、最も多いのは「友達の口コミ」(38.5%)でした。次いで「アプリストアのランキング(34.8%)」「YouTube広告(21.3%)」という結果に。
グループインタビューでは「特に写真や動画加工のアプリは、友達が使っている物を見たことがきっかけで、自分もダウンロードした」という声や、「使用用途が決まっている時は、アプリストアのランキングを参考にしている」という実態が明らかになっています。
またaround20は「動画視聴」に時間を割く傾向にあり、YouTube上の広告接触も多いようです。
また、アプリへの課金状況を聞いてみたところ、全体の44.5%に課金経験がありました。課金経験のあるアプリ第1位は「ゲーム・エンタメアプリ(15.0%)」、第2位「音楽アプリ(14.0%)」、第3位「動画視聴(12.8%)」という結果でした。
月々1,000円以下で定額でコンテンツを楽しめる「サブスク課金」や、ゲームやコミュニケーションアプリ内での月500円未満のスタンプ購入など「ちょい足し課金」が多い傾向にあります。
また普段使用している有料音楽アプリランキングとしては、第1位「Apple Music(33.3%)」、第2位「Spotify(31.4%)」第3位「LINE MUSIC(29.1%)」、有料動画視聴アプリは第1位「Amazon プライム・ビデオ(45.1%)」第2位「Netflix(30.1%)」第3位「Hulu(21.2%)」という結果となりました。
スマホを使用するシーンとして、最も多いのは「寝る前(78.3%)」。次いで「通勤・通学(77.0%)」「その他暇つぶし(75.8%)」という結果となりました。
寝る前にスマホで何をしているかというと、グループインタビューでは動画視聴という回答が多く挙がりました。「寝落ち動画」という言葉もでてきており、around20は寝る寸前までスマホを手放しません。
SHIBUYA109 lab.所長。月200人以上の15歳~24歳の若者と接し、「若者駆使のリアルな今」を調査中。最近一人暮らしを始めたため、ピンタレストとInstagramをしてお部屋作りに奮闘中。参考にしているハッシュタグは「#インマイルーム」と「#おうちカフェ」。
会社名 | 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント |
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TEL | 03-3477-6719 |
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around20は相手との関係性の深さに合わせて、コミュニケーションツールを変えています。
彼女たちにとって、LINEは家族やかなり親密な関係の友人とやり取りをするツールです。遊びの予定を決めるなど、気軽なやり取りはInstagramのDMを使ってコミュニケーションをとることが増えています。