こんにちは!SHIBUYA109 lab.所長の長田です。
学生たちは春休みに入り、受験や引っ越しなど、4月からの新しい生活に向けて準備を進めている子が増えてきています。
そこで今回は、新生活に対する意識について、高校生・大学生を対象に調査を実施しました!
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Web調査(女性)
実施期間:2019年1月
対象者:首都圏在住(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県) 女性 高校生・大学生
N=513(高校生:191 大学生:322)
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新生活で楽しみなことを聞いてみたところ、高校生は1位「新しい友達関係(47.8%)」、2位「部活・サークル活動(30.4%)」3位「クラス替え(27.7%)」、大学生は「特になし(36.9%)」「勉強(23.4%)」「部活・サークル活動(22.0%)」という結果となりました。
逆に不安に思うことについては、高校生が「勉強(71.7%)」「新しい友達関係(48.4%)」「受験(35.3%)」、大学生は「勉強(50.5%)」「就職活動・インターン(47.7%)」「新しい友達関係(15.4%)」という結果に。
全体的に新生活に対して、期待よりも不安の方が大きい傾向があり、勉強や受験・就職活動などに対して不安を感じているようです。 これは今のaround20の特徴でもある、将来に対する不安を感じている子が多いことが関係しており、大学生に関しては入学してすぐに、インターンなど就職に向けた活動を始めている子が多くいます。
また、高校3年生に「大学生になったら始めたいこと・力を入れたいこと」を聞いてみても、1位は「アルバイト(73.6%)」ですが、2位に「資格を取る(43.4%)」がランクイン。大学受験中もしくは終えたばかりのため、就職活動に対する意識はまだまだ低いものの、資格を取って将来に備えたいという意識が芽生えているようです。
新生活に向けて新調する予定のものを質問したところ、全体で最も多いのは「ファッションアイテム(43.9%)」、次いで「コスメ・スキンケア(37.0%)」「スケジュール帳(28.8%)」という結果となりました。また、新生活に向けた準備にかける予算は10,000円以内という回答がボリュームゾーンとなりました。
季節の変わり目ということもあり、ファッションアイテムやコスメ・スキンケアを新調する方も多いようです。
SHIBUYA109館内にて、この春どのようなファッションアイテムを買いたいか聞いてみたところ、スモーキーなパステルカラ―の服やスニーカー(特にミントグリーン)をお買い物リストに入れている子が多く、この春の注目のアイテムとなりそうです。
大学生については、スケジュール帳を新調するという回答が3位にランクイン。
大学生にスケジュールの管理方法をインタビューしてみたところ、スマホアプリ派が主流となっており、「学校の時間割」や「アルバイト・インターンのスケジュール」など、目的に合わせて複数アプリを使い分けているという実態もあるようです。
時間割管理で、大学生に人気なのは「すごい時間割」というアプリ。色々な大学の授業データがあらかじめ登録されており、時間割を簡単に作れます。
アルバイトやインターンのスケジュール管理には「シフトボード」というアプリが好評。シフトの管理だけではなく、給料も自動計算もしてくれるところが魅力のようです。
※詳しくは過去の記事を参照:女子大生のスケジュール帳、大公開! 忙しさはオトナ以上!?
新生活が始まると、新しい出会いも増えることでしょう。
新しい友達に、自己紹介の代わりに見せるアカウントについて、最も多い回答が「LINE(50.7%)」、次いで「Instagram(46.2% )」「Twitter(16.0%)」という結果となりました。
LINEのアカウントでは、プロフィール設定での「アイコン」「BGM設定」「ステータス(コメント)」を利用し自己表現をしている子が多いようです。 BGM設定は、LINEミュージックの無料会員であれば誰でも設定が可能です。インタビューでは、「気に入った映画の主題歌」や「彼氏とうまくいっていないときは失恋ソング」など、だいたい3か月に1回の頻度でBGMを変更しているという声が多くありました。
自分がどんなアーティストが好きなのか、どんな気分なのかを、この3つを活用して表現しているaround20が多く見られます。
またInstagramでは、フィード投稿の色味に統一感を持たせるなど、自分なりのこだわりを持って投稿をしています。アカウントを見れば、自分がどんなことに興味があるかが一目でわかるため、自己紹介代わりに見せることができるという意識に繋がっています。
過去のインタビューでは「Instagramで投稿している画像やストーリーズをみて、友達になりたい!と思ったらDMを送ってやり取りをしてみる。仲良くなったらLINEのアカウントの交換をする」という声もあり、初めてのコミュニケーションがInstagramのDMということもしばしばあるようです。
SNSネイティブであるaround20にとって、すべてのアカウントは自分の分身。
SNSアカウントを交換することに対して抵抗はなく、自己紹介代わりに見せられるほど、自身のこだわりをSNSに反映させています。
さらに自己表現には、テキストよりもビジュアルやニュアンスを用いることが特徴として見受けられます。
SHIBUYA109 lab.所長。月200人以上の15歳〜24歳の若者と接し、「若者のリアルな今」を調査中。最近はオンライン対戦クイズアプリ「みんはや(みんなで早押しクイズ)」にハマっている。正解はわからないがとりあえず押して答えるという攻めの戦闘スタイルで参戦中。そろそろ勝ちたいところ。
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「自己紹介代わりにInstagramのアカウントを見せる」というaround20が約5割を占めるという結果となりました。アラサー以上の方々にとっては、知り合ったばかりの人にInstagramのアカウントを公開することに対して、ハードルを感じる方も多いのではないでしょうか。
またaround20の間では、Instagramの影響もあり、自己表現や気分の共有の方法はテキストよりも写真や動画を使うことが主流となっています。